ある芸術家の手相


先日ある写真館に行って、肖像写真を撮ってもらいました。
こちらの先生は、日本肖像写真家協会の会長で美術家の団体「国画会」にも所属する著名なアーティストで、プロの写真家からも尊敬される方です。

早速手相を見せてもらいましたが、頭脳線がとにかく長い!
先端が月丘の方に引っ張られています。
この丘の示す意味は想像力、イマジネーションですから、それが人一倍豊かなことがわかります。
写真の依頼をする時に「どんなイメージの写真をとりたいですか?」と聞かれたのでそれを伝えると先生の中ではもう絵が出来上がっていて、実際に写真を撮る時には、そのイメージの表情が出てくるのを待ち構えて写真を撮る・・という感じでした。
他の写真館では、何枚か撮っている内に良い表情が出てきた瞬間を捕まえて撮ることが多かったように思います。
プロは凄いものだと感じざるを得ませんでした。

そして右手の運命線ですが、35歳前くらいで少し位置がずれています。
「何か環境が変わりましたか?」とお聞きしたところ、「作風がそれまでと大きく変わりました」とおっしゃっていました。
よく運命線がずれていると環境や仕事が変る・・と本などには載っていますが、同じ環境や仕事でもこのように変る場合もあるんですね。

そして生命線から出ている支線(右手も左手も)ですが、これは故郷を離れて活躍するという意味です。だいぶ高い位置からあるので、30代くらいから故郷を離れていたのかお聞きすると何度かフランスに渡ったことがあるそうです。
そこでの経験はもちろんご本人の人生に大きな影響を与えてることは想像に難くありません。

このようなことから、書籍「パーミストリー」でも言っているように手相は「主観」を表すのだと改めて思いました。
そしてご自分の持ち物(頭脳線など)を存分に発揮して生きていらっしゃる姿はとても活き活きと魅力的です。
これからの益々のご活躍をお祈りしております(^^)


ミカサ写真館

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