桜、新しいことが始まる季節。居場所はどうやって作る・・?



一昨日見てきた桜です。
まさに満開で華やかに咲きほこっています。

桜を見ると学生の時は、「入学」や「新しいことが始まる」といったようなドキドキ、ワクワク感と共に、「新しいクラスの友達とは馴染めるかな・・?」という少々の不安や緊張感が胸をよぎっていたことを思いだします。

また母になってからは、子どもの担任はどんな先生になるんだろう・・?子どもは新しいクラスの子と馴染めるだろうか・・といったようなドキドキややはりちょっとした不安感があったことを思いだします。

新しい環境で自分の居場所がちゃんとできるのか・・?は気になります。
私が中学や高校の時にどうしてたか・・?というと、とりあえず隣の席など近くなった人に話しかけることからやっていたような気がします。
次第に時がたつにつれ、趣味や考えが同じような人と仲良くなっていきました。

ところが会社に入るとなかなかそうもいきません。
趣味や思考が全く違う、年齢が違う人どうしが1つの組織の中にいるわけです。
当然理解ができない人もいますし、その人との人間関係がどうしても上手くいかずストレスになった・・という経験も実際にありました。

入社1年目の時に先輩から仕事のことで注意された時「どうして私のことを理解してくれないんだろう・・?どうして私にばかり冷たく当たるのだろう・・?」と会社の湯わかし室で泣いたことがありました。
優しい先輩が後からなぐさめてくれて救われましたが・・。
その先輩は、「そうか、辛かったんだね」と気持ちを理解してくれた上で「それは、彼女があなたを成長させたくて厳しく言ったんだと思うよ」と冷静に話してくれました。

今思えばただ仕事に対しての注意をされただけなのですが、当時は感情的になって思考がぐるぐる回っていました。
パーミストリー講座でもお話ししていることですが、悪い思考はどうにかして自分を正当化しようとします。
この時言われたことは、「何度も同じこと言わせないでよ。もう教えないからね」
という言葉でした。
それを言われた時「そんなこと言われてもわからないことはわからないし、しょうがないじゃん!」と怒りがどっと出てきました。
その後は、どうにかして彼女の方が悪い理由を探します。
「〇〇さんは、本当は二重人格でいじわるなんだ、みんなが知らなくても私は知ってるんだから」とか訳の分からない幼稚な理由をこじつけて自分を正当化します。

そんな思考が続くとその人のことが大嫌いになって避けるようになり会社に行くのも嫌になります。

言葉や態度はその場かぎり。
言葉や態度がその人そのものではない。

その証拠に、仕事から離れれば嫌なことを言った相手はけろっとしていますし、優しかったりもします。

すぐにそう思えなくても、練習して「悪い思考」を止めるようにすれば自分の精神が健康でいられます。

居場所は、とくに面白いことを言ったり目立ったりしなくても「相手を認める」ことでできるものだと思います。
好きな人に対しては自然にできるものですが、ちょっと苦手だったり嫌いなタイプの人にこそ、その人の「良い所」を見つけていくようにしたら、相手もあなたの良い所を見つけてくれるはずです。

環境が変わっていくことが多いこの時期は、あまり考えすぎずしっかり睡眠をとって、自分の好きなことに集中する時間もとりながら、新しい季節をわくわく楽しめるといいですね。