マザーテレサの覇王線


手相の覇王線とは三奇紋とも呼ばれ、最高に吉の手相と言われています。
中指に伸びていく線と薬指に伸びていく線、そして小指に伸びていく線の三本が手首に近い方から長く伸びているとさらによいとされています。

この手相は「成功者の手」とか「お金持ちになれる手」として手相本にもよく載っているし、芸能人でもこの線になりたくて手相の整形手術までする人がいるというほどの手相。

著名人では、松下電器産業を一代で築きあげた日本屈指の経営者の松下幸之助氏もこの手相を持つことでよく知られています。

私が以前、法人会や起業の講演会に行かせていただいた時もやはり社長さんたちに多く見受けらました。

でも意外にもこんな人にもあるんですね。
マザー・テレサ。
参考サイト
http://www.palm-reading.org/mother-teresa.html
特筆すべきは中指に向かってまっすぐ伸びる運命線。
何らかの意志や目標を持って生きている人に表れていることが多いです。

これが指の付け根よりもっと長く指先の方に向かって伸びているので、意志を貫くのには相当の苦労を伴い、孤独を感じたこともあったと考えられます。

幼少の時から聡明で修道女として働きたいという希望を持っていたそうですが、ある日「すべてを捨て、最も貧しい人間の間で働くように」という啓示を受け取ったそうです。

それから言葉どおりカトリックの女子修道会を設立して生涯働き続けるわけですが、晩年は心臓発作を起こし、その後も念願の故郷に最初の支部を設立したりして活動し続けますが、ある時マラリアにも感染し、すでに心臓の状態も悪化していたため全世界が見守る中息を引き取っています。

薬指に伸びる太陽線は、地位、名誉を表しますが、これはまさに活動が認められてノーベル平和賞をはじめ数々の賞を受賞していて、今だに世界中に知らない人はいないくらいその名は知れ渡っていますから納得できるところです。

最後の小指に伸びる水星線(財運線)ですが、これは文字どおりその人の金運を表すことが多いのです。
ある程度本人がお金のことを意識していて、満足できるお金がある時に出ることが多いのですが、どう考えてもマザー・テレサにはあてはまりません。

ノーベル平和賞を受賞した時も、ふだん通りの木綿のサリーとサンダル姿で会場に現れて晩餐会を辞退した上に賞金19万2000$はすべてカルカッタの貧しい人々のために使われることになったそうです。

ではなぜ水星線(財運線)が・・?

水星線は商才やコミュニケーション能力があることも表しています。

貧しい人、立場の弱い人の心に寄り添うことももちろんですが、若い頃聖マリア学院で地理を教えていた時の彼女のユーモラスな授業は女学生に人気があったそうです。

自分の使命を果たすために交渉していたこともあり、たとえば1982年にはテレサはイスラエルパレスティナの高官にかけあって武力衝突を一時休止させ、戦火の中で身動きがとれなくなっていたベイルートの病院の患者たちを救出していることもあるそうです。

こうしたことから、相手の立場にたったコミュニケーションができるため説得力もあり、結果として活動していくために必要なお金なども手に入れることができたのではないか、と考えることもできると思います。

マザー・テレサの他にも覇王線がある意外な人の中には昭和天皇も現在の天皇陛下もいらっしゃいます。

そしてこの線はなんと仕事をしていない専業主婦の人にもあります。

そんな方に「ずっと自分の目標を持ってお仕事されていますか?」と聞くと「いいえ、なにも・・」という返事がかえってきます。

あんがいと経営者の奥様などにも多い手相で、社長である旦那様を支えたりして家庭をがっちり守り、お金の管理がしっかりできる人に多いようです。

だんな様が社長ではない奥様にも出ていることがありますが、それはまた次回に。

松下幸之助氏やマザーテレサなど偉人に多い手相ではありますが、その人たちの人生を見てみるとなかなか一筋縄ではいかず苦労も多かったようです。

そんな抗えない環境の中で人並みはずれたアイデアが出てきたり、素晴らしいコミュニケーション能力が発揮されるのかもしれません。

やはり必要なことは、「強い意志」ということかもしれません。
感情(思考)に振り回されることなく、意志を持って目標に向かってこつこつやり続ければ、素晴らしい結果が出るんですね。

どうも意志を持ち続けるのが苦手だ・・という人はペンで覇王線を書き込むといいかもしれません。

わざわざ整形手術をしなくても、強い意志を持っている自分を、手を見ることで意識できそうです。

あなたにとっての「成功」または「幸せ」とはなんでしょうか?