古神道のワークショップに参加してきました!


先日、古神道のワークショップに参加してきました!

弊社では季刊「SUMPU」を発行していることもあり、東照宮をはじめいろんな神社に行く機会があり神社や神道に興味が出てきたのですが、今までお勉強したくてもなかなか機会もありませんでした。

でも今回、正式な神拝作法などをご教授いただける貴重な機会だということを知り、参加させて頂きました。

まず講座のはじめに「古神道とはなにか」ということでお話がありました。
古神道は宗教でなく「道」=「気づく体験」であるので、信仰を求められない。
であるから、どのような信仰とも矛盾しない。
イエス・キリストも釈迦もマホメッドも孔子も「神仙(かみ)」である。

あらゆる宗教を否定しないというところが日本的な柔軟な考えで、自然に受け入れられます(^^)

そして大事なことは「考えることをやめる」そして感じることなんだというお話が印象的でした。

口伝で古神道の鎮魂法である「音霊法」というのも教えていただきましたが、何のためにやるかといえば「霧を払い清めて、清らかな魂に立ち返る」ためにやるということ

具体的になにをやるかといえば言葉通り、ある「音」を聞くだけですが、これで病気の人が治ってしまうこともあるそうです(゚д゚)!

なにかよい物を生み出すために考える、または人のために考えることはいいことですが、自分のほしいものが手にはいらなかったり、人間関係においても誰かを憎むことを考え続けると精神的にも肉体的にも病んでしまうことが多いです。

幸せになるための考え方を「A思考」とパーミストリーでは呼んでいますが、「B思考」はまさに自分も他人も病んでしまうような考え方です。

霧を払い清めて・・とはこのようなB思考(悪い思考)が充満している脳を払い清めて・・ということではないかと私は理解しました。

潔斎の中にも「一切の存在を愛しく思う」とありますが、好きな人はもちろんのこと自分が苦手な人、どちらかというと嫌いな人も存在を積極的に肯定していくことが必要だ、ということではないかと思います。

よく神社にいくと願いが叶うようにお願いする人も多いですが、神社にいって神様が願いを叶えてくださるのは、自分でも一生懸命やった後にお願いした人だとある神社の神主さんに聞いたことがあります。

また自分自身の魂(鏡)を磨いて光らせることによって神様の光を受けられ、まわりの人の魂も光らせることができるそうです。

自分のことだけ必死にお願いしてもなかなか願いが叶えられないということですね(^_^;)

あ、あと神前でお参りするときの正式な作法もお聞きしましたよ(^^)

二礼、二拍手、一礼というのが神社庁でも紹介されている作法ですが、拍手にも意味があるそうなんです。

古神道では拍手で神様を呼ぶことができると考えられているそうです。

宇宙をひらく、天岩戸も拍手でひらいたともいわれ、拍手には重要な意味がある。

心をこめて1つ1つの動作を丁寧に行うことで神様に通じることができるそうです。ポイントは・・

・右手と左手を合わせたら、右手の指を左手の指の第一関節と第二関節の間くらいまでずらす。

・肩幅くらいに手を開き、手と手は平行にして(手の先を開かない)2回叩く。
・手を叩き終わったらずらした指先をもとに戻すのが正式だそうです。

*ちなみに叩くときの音の大きさは、気にしなくていいそうです(必ずしもいい音がしなくてもよい)
早く手を叩きすぎたり、手をくねくね曲げたりしないことが大事だそうです。
あくまでも心を込めて・・ということですね。

他にも口伝で呼吸法などを伝授していただきましたが、やはり自分が清らかで明るくいることが神様に通じることなんだと感じました。

お客様のためのオリジナルの祝詞の作り方も教えていただきましたので、これから楽しみです。

できるところから実践していって、まわりの方のお役に立てるよう日々精進です☆