アンガーマネジメント講座を受講してくださった方の感想

アンガーマネジメントステップアップ講座<思考編>は2月15日からスタートしました。
この講座では「怒りのメカニズム」について詳しくお話しさせてもらい、実際にご自分がいらっときた時を振り返って記録してもらいます。
そして「ではどうしたらその<怒り思考>を切り替えることができるか?」をお話ししています。

2月から始まったばかりなのでまだ受講者さんは多くはないのですが、嬉しい感想をいただいたのでご紹介させていただきます(*^^*)

受講者女性Yさんの感想
「ありがとうございました。今この講座を受けることができて本当にラッキーでした。受けていなかったらこの先・・と想像する方が怖いです。
怒りの意味がわかったことで安心できました。
今日からまずは、時刻を見ることから始めていきます。」

40代のYさんはお母様の介護を長年ご自宅でされています。
Yさん自身も仕事を持ちながらの二人っきりでの生活。
若い時からお母様は、自分のしたい事やりたい事をとにかく優先させて、そんなお母様を家族や周りも気を使ってたててきたとのこと。
そうしないと機嫌が悪くなり、どうにも手がつけられなかったそうです。

自分の身体が思うように言うことをきかなくなってからなお一層それがエスカレートし、介護をするYさんに対しても不平不満が多く朝から気が休まらないということ。

「お母さんは身体が悪いのだから仕方ない」と考えてはみるものの、ついいらいらして優しくできない。
時には大きな声を出して怒ってしまう。
そんな自分にも嫌気が指してしまうということでした。

責任感が強いYさんだからこそ感じることだと思いますし、あれこれ言われながらもお母様を自宅で介護されていることはすごいことで私にはとうていできないことです。

そんな中、「私のこの考えを変えないことには苦しい気持ちが続く。どうにかしたい」ということで受講してくださいました。

客観的に聞いてもYさんの怒りやいらいらは当然のことと思いますが、それでも(怒りの)感情のコントロールが必要なことがわかっていましたので4時間の講座を受けていただきました。

実は、怒りが生まれるのは相手のせいではなく相手に対する「要求 」と「理解不足」の2つから起こることをお話しさせていただきました。
(相手は「怒り」の引き金を引くだけ)

とくに「理解不足」という原因では、相手の「性格」について深く学びます。
性格は持ってうまれたものだから「変わらない」こと。
そして本人もその「性格」を持たされていることで損をしていることなどお話しすると「なるほどそうですよね」と納得してくださいました。

受講した次の日には、「今まで怒ってしまうことは仕方ないと思っていましたけど、今朝は母に対してほとんど怒りを感じなかったんですよ」と報告してくださいました。

「自分が正しい」ということにこだわる限りはずっと怒り続けなければいけません。
それを「怒り思考」と呼んでいます。

「怒り思考」が続くと怨恨や関係破綻も起きる可能性がありますし、危険です。

それにのってしまわないためには、自分で「思考」や「感情」をコントロールする必要があります。

同じことが起きていても自分の「思考」や「感情」をコントロールできれば、怒りやガマンがなくなります。

この怒りのメカニズムについては「すごくわかりやすい」とほぼ全員の方に感想をいただいています。

40代に入ってくると親の介護も身近な問題となり、すでに経験している方からは「親に怒ってはいけないと思っていてもつい怒ってしまい、後で自己嫌悪になる」と聞きます。

怒り、いらいら、ガマンで苦しんでいる方を一人で多く救っていければという使命感を持ってやらせていただいています。

怒り思考から自由になって、穏やかで充実した人生を送るお手伝いをさせていただければと思っています。