占いカウンセリングをしていると人間関係についてのお悩みをお聞きすることは非常に多いのですが、とくにご夫婦のお悩み、カップルでのお悩みは切実です。
私のところにいらしてくださるお客様は20代の方よりも40歳〜60代の方が圧倒的に多いです。
大人の分別も常識もあり、穏やかに生活していらっしゃるご様子の方が「実は・・」とお話を切り出されて驚くことがあります。
「主人が浮気していることがわかってしまいました。私は離婚したくないのですがどうしたらいいんでしょうか?」
ご主人の浮気・・女性だったら誰しもショックを受けると思います。
今まで信じてきた人に裏切られた・・自分という存在は夫にとっていったい何だったのか?
まるで人格否定されたような気持ちになりご主人を責めたり自分を責める方もいらっしゃると思います。
でも離婚したくない、できれば浮気をやめさせたいと考えていらっしゃるのだったら
自分のショックや悔しい気持ちをぶちまけるのはNGです。
浮気そのものは良いことではない、ということは誰もが知っています。
だから浮気を堂々とする人は少ないわけですが、だからといって「あなた浮気してるでしょ!」と詰め寄ったところで否定されることは間違いありません。
それどころか隠れて密会を続けられたり、余計に燃え上がってしまったら元も子もありません。
分別のある大人世代は、そういう行動をおこす人は少ないと思いますが、夫に悔しい、辛い気持ちを言えずガマンして自分を責めてしまう人が少なくありません。
ご主人が家にいて優しい笑顔を見せてくれたり楽しい会話で気持ちが和んでいる時はいいけれど、外出する時「彼女のところへ行くんじゃないか?」と不安に思ったりいらいらしたり。
どうしたら浮気をやめてくれるかの答えをひとことで言うのであればあなたが「ご主人の一番の理解者になること」です。
「主人が悪いのだから行動を改めるべきは相手でしょ!」と思われるかもしれませんが、そもそも浮気したのはご主人が「妻よりも自分を理解してくれる人が現れた」と感じたことが理由で始まることがほとんどだからです(もちろん他にも理由はありますが)
妻が自分を理解してくれていないと感じている
たとえば
・自分のやっていることに関心がない
・顔を見れば文句ばかり言う
などです。
妻側にも言い分はもちろんあります。
・話を聞いてくれない
・相談しても親身になってくれない
などです。
これはお互いに相手に何かを求める状態になっています。
「要求しあう関係」ですが、これを「理解しあう関係」に変えていってほしいんです。
まずはいったん自分が相手に求めることをやめて・相手が今どんなことに関心を持っているのか?・相手が何に苦しんでいるのか?・相手の本心は?・相手の性格のギフト ・相手の性格のハンデなどを知ることをはじめていただきたいです。
とくに相手の性格のハンデとは、本人も「持たされて損をしている性格」ということになります(わかりやすく欠点とします)
「情に流されやすい」
「プライドが高くてふだん自分の弱みを見せられない」
「感情表現が下手」
などです。
とくに奥様など親しい人の前ではそういう欠点が出がちです。
だから奥さんに嫌われてしまうわけなんですが・・。
そんなところに自分の気分をよくしてくれる異性が出てくれば、そちらに走るのも自然なことかもしれません。
もちろん理性で止められるのならいいですが・・。
誰もが自分の欠点はなんとなくわかっています。
でもそれは自分でもどうにもならないので言われたくないし、できれば認めてもらいたいのが人情だと思います。
「君にはこういう欠点もあるけれど、そこも可愛い」なんて言われたら嬉しいですよね。
そう言ってくれる人の言うことならなんでも聞きたいと思うと思います。
誰もが自分の欠点も嫌わずに理解してくれる人が好きです。
浮気相手が本当に欠点も理解しているかどうかは疑問ですが、現時点では奥さんよりも自分のことを理解してくれていると感じているので、居心地がとってもいいわけです(心の居場所になっている)
じゃあどうしたらいいか?といえば、今までずっと一緒に生きてきた奥さんが自分にとっての一番の理解者だと気づけば浮気はやめて帰ってきます。
「それは夫が浮気している間ずっと私がガマンしなければいけないということですか?」と思われるかもしれません。
ガマンではないんです。
ガマンは、相手に「こうしてほしい」と思う気持ちがあってそれが思い通りにならないために起きるイライラ怒りです。
ガマンは相手に求める気持ちから出ます。
求める気持ちそのものは誰にでもあるし、決して悪いことではありません。
でも、この緊急事態を解決するために、一旦横に置いておいてもらいたいんです。
どうしてこうなったのか相手の考え、行動を理解してみよう・・と頭を切り替えるだけでガマンはかなり減ります。
ガマンは身体に悪く、いい結果を出しません。
それから、自分を責める必要もありません。
これは問題が解決しないどころか悪くなってしまう可能性もあります。
今まで書いてきたことはメンタルトレーニング(自分の苦しい思考から解放されて楽になる方法)ですが、現実的な対処はどうすればいいか?というと
ひとこと「様子がおかしいけれど好きな人でもいるの?」と聞いて後は言及せず様子を見ることをおすすめします。
「気持ちが離れているみたいで悲しい」ということは伝えてもいいと思いますが、その言葉に内に秘めた怒りやいらいらが乗っかってしまっていると相手も素直になれません。
大事なのは「言い方」ではなく相手にとって自分は理解者かどうかということです。
たまに「家のだんなにはいつも彼女がいるけれど、別にそれで問題ないですよ」という女性もいらっしゃいます。
「私のことは一番に大事にしてくれるけれど、弱っている女性がいるとどうしても助けたくなるみたい、主人の性分ですね。 だから主人も隠さず私に話してくれるんです。だから今から女性のところへいくよと夫が言うと私こう言うんですよ『行ってらっしゃい、病気だけはもらわないように注意してねって(笑)』
あっぱれ!ですよね。
ここまで行ければ悩まずすみますが、なかなか出来ないと思います。
でもご主人の性格のギフト(長所)もハンデ(欠点)もよく知って理解しているからできるんだと思います。
相手の性格がわかっていると予測できるし、自分も落ち込まずにすむんですよね。
まず自分を楽にするために「相手を理解しよう」に頭を切り替えてください。
それはなんでもかんでも相手のやっていることを認めて許すということは違います。
少し客観的に自分と相手のことを観察するような感じです。
自分を楽にすると相手の態度も変わってきます。
自分の感情のコントロール(とくに怒りやもやもや嫌な気持ちについて)についての無料相談をやっています
↓
https://anger-m.ws/freemeeting.html
もう一度夫婦ラブラブになれるようお祈りしています。