ストレスに強くなるには


私はストレスに強い方だなと感じる人もいれば、どうも私はストレスに弱い方だなと感じる人もいると思います。
ストレスの原因は「ストレッサー」と呼ばれ、騒音や気温の寒暖などの物理的ストレッサーもありますが、心理的ストレッサー(怒り、不安など)もあります。

私たちは一人では生きられず、社会の中で人と繋がって生きているので、完全にストレッサーの影響を受けないようにするということは、むづかしいと思います。

たとえば、価値観の違う相手と同じ職場でチームを組んで仕事をする場合にも「怒りやいらいら」などのストレスは、起こります。

チームで仕事をしている時、いつも指示を聞かず同じミスをして他の人に迷惑をかける同僚にいらいらしたり・・。

この「怒り、いらいら」のしくみを「脳」の扁桃体と前頭前野で見てみると
すごく嫌なことがあると脳の「扁桃体」という部位が反応します
「扁桃体」は、怒りなどの原始的な反応をするところです。
むかっ、いらっ、か〜といった反応です。

普通だったら、この扁桃体の反射を前頭前野(理性的、理論的なコントロールを行う)がコントロールしてことなきを得るのですが、あまりにも長く怒り続けることでストレスが続いてしまうと扁桃体が暴走し、ストレスホルモンの分泌過剰が止まらなくなるそうです。

<扁桃体が興奮するとどうなるか?>

怒り思考(例:何度同じミスするんだよ、誰でもできる簡単なことだろうが、などと考えること)が続く

扁桃体にストレス(ストレスホルモンコルチゾール)が蓄積

怒りが自分を支配する

前頭前野の抑制機能がきかなくなる

原始的な衝動が続く

不眠や認知症になりやすい
DHEA(若返りホルモン)が減る
コラーゲン生成が阻害される

きゃ〜怖いですね。
不眠や認知症だけでなく、コラーゲン生成が阻害されて老けやすくなるなんて女性には大敵です。

これは真剣に扁桃体を強くすることをしないといけないですね!
ストレスホルモンに負けないように感情のバランスを整えるためにできることはけっこうあるんです。

たとえば
・自分だけの時間をしっかり確保して、好きなことに打ち込む
・規則正しく暮らす
・毎日軽い運動をする
・映画や小説で笑ったり、泣いたりする
・スポーツ観戦などでエキサイトする
(野球、サッカーの試合に行って、野次を飛ばすなど)

ふだん怒りいらいらの感情があってもそれをそのまま相手にぶつけたら・・なんて考えただけでも怖いですね。
出してもいい場所で思いっきり感情を出すこともとっても大事なんですね。

ちなみに私は自分だけの時間は好きなジャズを聞いたり、ピアノを弾いたりしています。
そういえば昨日、楽器博物館でおみやげ用の「ガムラン」を買いました。





小っちゃいながらけっこういい音がするんですね。

以前聞いた話ですが、ガムランからは超高周波音が出ていて(「ハイパーソニック・エフェクト」というんですが)この音を浴びると身体が反応して脳幹や視床、視床下部が活性化してアルファー波が増大して免疫力が上がり、ストレスが減るらしいんです。

ジャワ島では、王様がお昼寝をする時に演奏されていたそうですから、特級の癒やしだったんでしょうね。

秋に聞こえる「鈴虫」の音色からもこの超高周波が出ているそうです。
残念ながらCDでは無理で、あくまでも生音がいいそうなんですが・・。

ぜひご自分にあったストレス対策をしてストレスに強くなってくださいね。