幸せな人は要求しない人
on 6月 10, 2015
先日は1か月に1回開催している「パーミストリーサロン」の日でした。
この講座は、パーミストリー入門講座を終了された方のためのフォローアップの講座になり、写真を見ながら手相を分析したり、この日はプチ人相などのお話をさせていただきました(^^)
この日は講座が始まる前に「幸せになるための思考法」についてお話しさせていただきました。
先日知人から聞いた話ですが、家族3人で住み始めた分譲マンションの下の階の住人から「音」についての苦情があり、引っ越しをせざるを得なくなったというのです。
知人には2歳の男の子がいてやんちゃな盛り。
あちこち走り回って騒ぐのですが、あくまでも日中の話。
下の階にも同じ年頃の子供がいるということでしたが、物音がうるさすぎるということで、なんと何度もパトカーを呼ばれたらしいのです(゚д゚)!
あまりにも回数が増えてきて警察の方も「すみませんね、一応通報があったら来ないといけないので・・」と申し訳なさそうだったとのこと。
「音」の問題は人それぞれで一概には言えずむづかしい所ですが、知人が法律の専門家に相談したところ、こういった相手に対する対処はむづかしく、こじれると身の危険も考えられるので、引っ越しをした方が妥当だというアドバイスをもらったので、やむなく引っ越しをしたそうです。
地方ではなく都会の話ですが、こういったトラブルで逆上した人が傷害事件や殺人事件を起こすことが度々ニュースでも報道されています。
マナーはたしかに大事であって、お互いに気持ちよく過ごすためには必要なことです。
でも、「こうするべき」つまり要求がエスカレートすると大変な事件になってしまうことが残念ながら少なくありません。
どんな状態かというと脳が要求でいっぱいになっちゃうんですね。
自分は正しいんだから相手が自分のいうことをきいて当たり前。
その要求がとおるまで、相手を許さない。
実際にこういったトラブルで事件を起こした犯人の目をテレビで見てみると目つきが異常で、自分の脳に侵されている状態だということがよくわかります。
目にはその人の心の状態、つまり脳の状態が表れるんですよね。
おだやかな人、幸せな人の目はいきいきとしていて思わず寄っていきたいような親近感があります。
事件までいかなくても家族や友人、同僚と口論になったり相手と対立した時は、私たちの目には怒りが溢れていて人を寄せ付けない雰囲気を醸し出しているのです。
じゃあどうしたら、おだやかでいられるの・・?
相手に要求しないこと。
相手の短所も相手の「持ち物」として理解して存在を積極的に肯定する。
このことにつきるんですね。
はじめはむづかしいかもしれないけれど、「意志」を持つと感情に振り回されることが少なくなり、だんだんできるようになってきます。
自分の脳から自由になると相手との関係も自由で楽なものになります。
よく自己啓発のセミナーなどでは「相手を受け入れる」というような表現をしますが、具体的には「相手に要求をしないこと=考え続けることをやめる」ことなんですね。
人間関係に悩める一人でも多くの人にこのことを知っていただいて、幸せな日々を過ごしていただきたいと願っています(*^_^*)