熟年離婚

年末やお正月にかけて、20年以上結婚していた方が離婚をしたいと考えて相談に見えることが重なりました。

1年の区切りに今後の人生について考えることは自然なことだと思います。

共通している理由は、ご主人が自分が稼いで家族を養うという気持ちが全くなく、長年定職につかなかったり、または自分ばかりが好きなことのためにお金を使い、家族が困っていても無関心と言うこと。

今までは我慢してきたけれど、子供も独立したので今後の自分の人生を考えたい・・という女性の気持ちは当然だと思います。

またそんな場合には子供さんも「離婚した方がいいよ」と離婚を勧める場合が多いようです。

結婚生活やパートナーと上手くいくためには「とにかく相手を理解すること」と講座ではお話しさせてもらっていますが、「自分だけは好きなことをしたいから、そんな自分を理解しろ」という要求は困りものです。

奥さんの方がご主人を理解しようと思っていても、ご主人は自分のことにしか興味がない。

だんだん若い時と違って体力や気力が落ちていきますから、このへんで人生をリセットして自分を大事にしたいという気持ちも起きて当然だと思います。

鑑定の時は、その方の「離婚したい」という気持ちがどれほどのものか、気持ちが固まっている場合は離婚後の生活のプランが現実的に立てられるようなら、離婚を勧めることが多いです。

でも、離婚後の生活が見るからに不安定になりそうだと予測できる時はおすすめしません。

別のプランを考えます。

1回結婚したら、なるべく同じ人と添い遂げたいのですが、なかなかそうもいかず離婚が多いのが現状です。

私自身も離婚経験があります。

相手は基本的に「変わらない」ものですが、「旦那さんなんだから、こうしてくれて当たり前」と要求し、そうならないと腹を立て・・の繰り返しでした。

おたがいにどんどん要求が強くなりますから、現実にはそうならない相手に腹を立てて最後には「離婚」ということになってしまいます。

「相手に期待すること」これが上手くいかなくなる最大の理由だと思います。

相手には相手の考え、癖があるので期待通りにならなくてあたりまえ、と言うことを肝に銘じた上で、その人と一緒にいる覚悟ができないと夫婦生活を続けていくことは無理だと思います。

私も今は再婚して幸せにやっていますが、初めは相手に期待(要求)することがよくありました。

そんな時は喧嘩になりましたが、「これは自分の勝手な要求だな」と考えることができるようになると不要な喧嘩が減りました。

また「感情」やそこから来た「言葉」は一時的なものだからそれについて「考え続けること」をやめると関係が悪くなりません。

いくら占いで相性が良くても、相手に対する期待(要求)が多かったり、感情が全てだと思いこんでいると上手くいかなくなります。

もう離婚するしかない、と考えている方も相手に対する期待が多くないか、また言われた言葉が全てだと思って反応しすぎていないか振り返っていただきたいです。

まだまだ改善の可能性はあります。

今からでも幸せになることができます。

自分を幸せにできるのは自分自身だったりします。

ぜひ笑顔で「よかった」と思える時が来るように心から応援しています(^ ^)