生命線が短い=短命ではない
on 4月 11, 2017
毎月1回「アンガーマネジメントステップアップ講座<理解編>」を開催していますが、自分と相手を理解するための「手相」を読み取る基本知識を学んでいただく講座です。
「え〜私の手相はいい手相だったんですか・・??
生命線が短いから寿命が短いと思って手相を見せるのがずっと嫌だったんです」と受講してくださった方がおっしゃっていました。
手相を知らない人でも「生命線」だけは知っていて「長さが短いと短命」という迷信が知らないうちにインプットされてしまっていることが多いんですよね。
あの漫画家の水木しげるさんも幼少時になにかの本で「生命線が短いと短命」ということを知って、自分の短い生命線をまじまじと見ていたそうです。
手相には運命ではなく「脳の情報が出る」と先のブログでも書きましたが、その「脳の情報が手に出る」というところがポイントです。
この受講してくださった方は現在60代の方ですが「短命と言ってるわりには、今も生きてるし」とご自身でも思っていたそうです。
20代の人にも生命線の短い人はいます。
若いころに「これからどんなふうに生きて生活していくのか全く現実味がなかった」ということを短い生命線は表しているようです。
60代の方にそういったことを思っていたかお聞きしたところ「確かにそうですね」とおっしゃっていました。
「家を早く出たくて若くて結婚したんですけれど、まだ未熟な夫婦二人で生活していくのが先が見えずずっと不安だったんです」
どう生きていくのか不安で考えられない・・という時にも生命線は短く表れるようです。
そして「生きる」ことが現実味を帯びてくると生命線が伸びてくるようです。
互い違いに外側からもう一本生命線が出てきたり、「運命線」がはっきりして生命線の働きを補ってくれる、ということがあります。
漫画家の水木しげるさんも戦場で生きるか死ぬかの負傷をしましたが、生きて帰ってきてしばらくして手を見た時「短い生命線が伸びた」と言ってました。
不思議ですが手相は脳と関係していて「本人が強く思ったこと」が表れているんですよね。
基本三大線といわれる「感情線」「頭脳線」「生命線」は生まれた時からあって遺伝的な要素がほとんどですが、そこからは本人の考えや行動で変わっていくということです。
ですので「短い生命線」でもそれだけで「短命」ということはないですし大丈夫です!
手相というと「将来こうなる」とかなんだか怖いことを言われるんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、自分と相手を理解するための手相は違います。
性格もいい性格ばかりでなく「気が短い」「集中力がない」「人に期待しすぎる」という困った性格もありますが、これはその人そのもではなくその人が持たされた「持ち物」です。
それがわかるだけでもずいぶん安心できます。
自分と相手の性格を理解して自信と安心を身につけていただいたら嬉しいです。