方位って効果あるの?


今日は梅雨らしくしっとりした雨の1日になりそうです。

みなさん占いでいうところの「方位」ってご存知ですか?





鑑定に見えた方から「引っ越しするんだけどどの方位がいいんですか?また避けた方がいい方位があるんですか?」と質問を受けることがあり、その都度相談者の方の生年月日を基本に方位を調べてお話ししています。

方位は、九星気学で自分の本命星を知ることによって自分の吉方位(凶方位も)がわかり、それに基づいて行動することで開運できるといわれています。

今やネットでも簡単に自分の本命星や吉方位がわかるので、お客様の方が方位に詳しい場合もあってびっくりしたりするのですが・・。

ただ先日「自分で調べて吉方位にいったんですけど、かえってかつてないような大きなトラブルに見舞われて驚いているんです。なぜでしょう・・?」という方がいらっしゃいました。

私自身、吉方位と凶方位にいって実際にデータをとって検証している例はそれほど多くないのではっきりしたことは言えないのですが、今までの鑑定の経験や調べたことから考えられる理由を挙げてみました。

吉方位にいったのに効果が得られない理由

①方位取りで運気がよくなるまでに一定期間かかる
②吉方位にいくと一時期デトックスの意味で悪いことが起きる(と言われている)
③現在の運気が悪い

①については、諸説あるようです。効果があらわれるまで1年くらいといっている鑑定士さんもいれば、7〜8年かかるという鑑定士さんもいます。
調べてもばらつきがあります。
私のところに来てくださった相談者の方も恋愛運をあげたくて吉方位にいったところ3か月後くらいに出会いがあって結婚したとおっしゃっていました。
それ以上の期間があくと方位そのものに効果があったのかそれとも他の要因があるのか判断が難しいです。

②についてもよく言われているところです。
今までの悪かったことを相殺する期間が必要だという理由です。

そして今までの私の経験で一番多いのが③の理由です。東洋占術だと「天冲殺」や「空亡」といった冬の時期に入り、なかなか自分の思い通りにいかず周囲から邪魔が入りやすい時期です。

とくに人間関係が顕著ですが、「会社の中で今までと同じメンバーで仕事をしているのにもかかわらず、最近パワハラを受けるようなことがあり、会社に居づらくなってしまった」や「最近彼(彼女)との喧嘩が多くなった」ということがあります。
その他には、たとえば「今まで勤めていた会社の業績はよかったのに急なトラブルがあって経営を続けられない状態になり、自分は失職してしまった」などがあります。

そんな時期ですから、なんとか現状を変えたいと誰もが必死になります。
その苦しい中で「吉方位」もひとつの選択肢としてやってみるということがあると思います。

でももともとが冬の時期ですから、そう簡単に抜けることはできません。
冬の時期は、悪いことが起きる時期というわけではないのですが、次のステップのために今までのやり方が通用しなくなる時です。
ですので、よくならない方が正常だと考えていただければいいでしょうか。
逆にこの時期に異性と出会って盛り上がって結婚した、非常に良い話でヘッドハンティングを受けた・・という方が心配です。

私の考えとしては、吉方位にいって「気持ちが落ち着いた」ということでしんどい時期を乗り切ることができればいいのではないかと考えています。

ご自分が経営者として困っている時に吉方位にいってものすごい成果を得て成功したという方もいらっしゃるようですが、皆が皆同じではないようです。

吉方位も学問として中国から伝わり一定の成果を挙げているようですが、一方で「効果がわからない」という声も少なくありません。

方位に運を全部託す、というよりは自分でやるべきことをやって最後に運をまかすというスタンスがいいのではないかと思います。

吉方位で効果をあげていただくために合わせてこんなことも心がけてくださればと思うことを書いてみます。

・家の中を綺麗にする(とくにトイレや風呂場やキッチン)
・ふだんから愚痴、不満不平を言わないようにする
・神社などでお参りをする時には、自分のことだけでなく家族や周りの人の幸せも願う

気学と風水は違いますが、風水の基本は、家の中が清潔で片付いているということです。
風水では、水の流れとお金の流れはつながっているという考えがあります。
ですから、めったに掃除をしないような場所は目詰まりしていてお金も流れにくいということです。

風水という意味でなくても散らかった清潔でない場所にいると気分も悪いし、なにか頭がうまく働かなくなる気がします。
まず自分の住まいを綺麗にすることから心がけてみるといいと思います(私もここのところなまけているので頑張ります(*´∀`*)

そしてふだんから愚痴や不平を言わないことも大事ですね。
どうしてもうまくいかないと外にうまくいかない理由を探したくなるのですが、愚痴や不満がいっぱいの人ってなんとなくいい雰囲気がしなくて、近寄りたくないですよね。

うまくいかない時だからこそ、小さなこと(たとえばとりあえず健康で呼吸ができていること)にも喜んだりしたいものです(それで自分が楽になるからです)

そして神社などでお参りをする時は、周りの人の幸せを願う。
これは実際にやってみて効果がありました。

私は現在の占いカウンセラーの仕事に就く以前は、恥ずかしながら「自分がよければいい」という考えが強かったです。
だから人生がうまくいかなかったこともあると思いますが・・。

つい神社などでお願い事をする時は自分のことで必死になりますが、人間の脳は同期していることも脳科学でわかっているように、本当に幸せになりたかったら自分のことを祈っているだけでは無理なんですね。
たとえば嫌いになったご主人と離婚を考えている場合は「別れることで自分にとっても相手にとってもいい結果になりますように」というようにお祈りするといいです。

お金に困っている場合は、今やっている仕事でみなさんの役にたって喜んでもらえますように。自分が会社に貢献できてお客様に喜んでもらえ売上があがりますように・・など。

これは実践して効果がありました。

人間の脳には「前頭前野」があり、人間性を司っています。
他の人の役にたつことで幸せを感じるんですね。

霊長類学や人類学者として有名な先生の話によると、サルはボス猿が食べ物を独占し、他のサルはおこぼれしかもらえないんですね。

ところが人間は他人に食べ物を分け与える。これは、個人の観点からすると不利ですが、全体として生存できる方法なんです。

そもそも、人間は、困ってる人に手をさしのべると幸せを感じるようにプログラミングされているのだそうです。

うまくいかない時こそ自分から人によくして幸せ感を感じることで、行動が変わった結果、運もよくなるのだと思います。

吉方位で効果をあげていただくような方法を書いてきましたが、とくに吉方位というわけでなくても自分が好きな神社や自然いっぱいの場所にいくこともいいと思います。

私が以前しんどかった時期は、箱根九頭竜神社にひんぱんに行っていました。

行くととっても気持ちがすっとして、小さなことにも感謝できるようになりました。

凶方位についてもはっきりこうだということは言えないですが、自分の運気が悪い時期の凶方位については極力行かない方がいいかもしれません。

以前、年盤、月盤ともに凶方位だった東京に勉強のために行ったところ、あの3・11の東北震災のときにあたってしまい帰宅難民になって避難所で数時間を過ごしたことがありました。

不思議と行く前からなんとなく気がすすみませんでした。

まだまだ検証してみないとわからないのですが、この経験をしてから方位を重んじるようになりました。

なんとなくその場に行くのをためらう・・といった場合には方位を調べて、悪かった場合は行かないといけない場合を除いては避けた方がいいかもしれません。

ここまで方位について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

「私はこう思う」などの意見があれば、また教えていただきたいと思います。

吉方位に出かけるという方は、開運できるようにお祈りしています(*^^*)