神社やお寺に御朱印帳をもらいにいったりする方もいらっしゃるかと思います。
私は、令和になって初めて久能山東照宮に行ってきました(^o^)
もちろん1159段ある石段を登って。
かなりぜいぜいしましたが、一ノ門から見渡す景色は、絶景で清々しい気持ちになりました(^^)
今日は、紫微斗数の命盤に示される「星」のお話をしたいと思います。
とくに星の中でもよくない作用をするとされている「凶星」についてです。
紫微斗数では、生年月日と生まれた時間から「命盤」を作成します。
この命盤からは、その人の特質がわかる12の宮が表れています。
たとえば、自分そのものを表す「命宮」や兄弟や親友のことがわかる「兄弟宮」また体質がわかる「疾疫宮」などです。
そしてその宮にどんな星が入っているかで、その人の性格や兄弟、配偶者の性格、またはかかりやすい病気などを分析していきます。
その宮に入る星の中に「地劫星」（ちごうせい）という「凶」の作用をする星があります。
「凶」とはどんなふうによくないのか？紫微斗数の書籍を読んでみるとだいたい出てくるのが「物事を悲観的に捉える傾向があり、神経質で取越し苦労が多い」
というような意味です。
書籍によっては「一生を通じて苦労するわりには報われない」と書かれているものもあります(*_*)
とくに自分そのものを表す「命宮」や精神性を表す「福徳宮」に地劫星が入っているとその傾向は顕著だということですが、たしかに占いに来てくださったお客様に聞くと「そうなんです〜私、心配性で、いつも頭の中が心配だらけで自分でもネガティブだと思うんですけどやめられないんです」とおっしゃいます。
「どうしたらいいんでしょう？これは変えられないんですよね？」と聞かれます。
そう、生まれた時点で「持っているもの」または「持たされているもの」なので、自分の性格は基本的には変わりません。
え〜ショック！と思わなくても大丈夫です！
ご自分の性格をわかった上で、もしお仕事やふだんの生活で上手に使えれば人から感謝されたり自分でも満足感を得られることが多々あるからです。
この「凶」の星のプラスの側面は「人のお世話をすることが苦にならない」または「お世話をすることが好き」だということです。
とくに自分を表す「命宮」や精神性を表す「福徳宮」に「地劫星」を持っている人が介護や医療の仕事を選ぶことも多いです。
とても細やかな気遣いができるので、介護や看護をしても患者さんの気持ちに添うことができるんですよね。
私がとても尊敬している友人がいるのですが、若いころはもともと看護師をしていたのですが、訳あって現在はある企業の経営者になっています。
この方には、自分を表す「命宮」にこの「地劫星」があります。
そして「奴僕宮」という同僚や部下を表す宮に地劫星ではありませんが「凶星」があり、同僚や部下（社員）で苦労する感じが明らかに出ています。
流年法で現在の同僚、部下運を見ても部下のことで 苦労をしている感じが出ていました。
聞いてみると「よかれと思って一生懸命部下の面倒を見るんだけど、なかなか相手に伝わらない」ということでした。
やっぱり・・と私は内心思いました。
すると「そうだよね、だから部下（社員）のことで悩むんだよね」
こちらが心を尽くした挙げ句にやめていった社員がいたということでした。
お話を聞いていても気の毒だなと思いました。
「でも運気がダメなら、今社員で苦労するのは仕方がないことだね。心配性と面倒見るのは自分の性分だから頑張るよ」と。
やめていく社員がいる中、昔から手を焼いてきた社員がやっと育ってくれて力になってくれていること、また後を継いでくれるかはっきりしなかった子供さんがやっと本気で決意してくれたこともお話ししてくれました。
すごいなと思いました。
そしてその方は、「自分は＜占い＞を人生の指針として捉えている。
占いの運気がだめということは、そのままだったらだめだということ。
だから自分ができることは全力でやって、運気を上げる」というような内容のお話もしてくれました。
さすが売上も伸びていて信頼できる社員がいる会社の経営者は違うなと思いました。
他にも自分に大きな影響を与える宮に凶星があっても運気が悪くても成功している人は、こんなことをしているんじゃないかと私が感じたことを挙げてみます。
・今起きていることを受け入れる（人のせいにしない）
・今自分ができることを懸命にやる
・人生や経営がうまく行っている人に会ったり、話を聞く
・小さなことにも感謝を忘れない
・人が喜ぶことを率先してやる
そういえば、先日引退したあのイチロー選手の遷移宮（社会で活躍できるかどうかを表す宮）もよくないんですよね。
占いどおりでいけば、あの活躍はありえないはずですが、弱点を乗り越えて一流になり活躍し続けて私たちに勇気を与えてくれたのは、皆さんご存知の通りだと思います。
「凶」の星があるからダメではなく、そこを覚悟を持って乗り越えていくことで大成功することも可能だということですよね。
イチロー選手ほどではなくても、自分なりの「こうなりたい」という姿には近づけるはずです。
凶星があるからダメなんだと捉えるのも自分、凶星をどう努力で生かすかと考えるのも自分ですよね。
私は後者でありたいなと考えています(^^)
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