紫微斗数でわかる人生のテーマ



紫微斗数にはいろんな流派がありますが、欽天派の紫微斗数では「来因宮」がとても重要な宮とされています。



来因宮とは、生まれた年の干支の十干が入る宮のことです。

この「来因宮」は、前世で達成できなかったことを表すといわれています。

そしてその達成できなかったことを今世で魂を成長させてチャレンジしていくことで人生を成功に導くとされています。

人によってどの宮が来因宮になるかは違いますが、宮ごとに今世ででチャレンジすべきことがわかります。

<命宮>
自分自身の人生全般の問題を解決することが目標。
自立心が強く自分で起業したい人が多い。

<兄弟宮>
兄弟や親友との関わりがテーマ。
異性縁が多かったり、母親縁が深い人が多い。

<夫妻宮>
配偶者との問題を解決することが目標。
結婚はできる可能性が高いが仕事人間になりやすいことから夫婦間の問題が起きやすい。

<子女宮>
子供や生徒、目下の人と問題を解決すること。
子供や目下の人と縁ができやすく人に教える仕事が向いている。

<財帛宮>
お金に関する問題を解決することが目標。
結婚できる可能性が高いが、自分の利益を優先させると夫婦関係が悪くなるので注意。

<疾厄宮>
健康に関する問題を解決すること。
自分が健康問題に悩まされた人はとくに健康について詳しくなる。
自由を好む傾向がある。

<遷移宮>
社会との関わりをよくしていくことが目標。
でかけた先でハプニングに合いやすかったり、忙しくなりやすかったり、転勤や移動も多い傾向がある。
また海外にも縁がある人がいる。

<奴僕宮>
同僚や友人との人間関係に問題があれば解決することが目標。
友人縁が深かったり、異性との出会いが多い傾向。

<官禄宮>
仕事に関する問題を解決していくことが目標。
結婚できる可能性が高い。
生涯仕事人間になりやすい。

<田宅宮>
家庭や不動産に関する問題を解決していくことが目標。
家族や先祖との縁が深く、長男、長女ではなくても家を継ぐ人が多い。

<福徳宮>
精神的な問題を解決することが目標。
物質よりも精神的なことに興味がある。

<父母宮>
両親や上司との間に問題があれば解決することが目標。
自分の親だけでなく結婚した場合は、配偶者の親との関係をよくすることも大事。
学校関係の仕事をする人もいる。

ちなみに私の場合は、福徳宮が来因宮になるのですが、高校生くらいから「生きる意味ってなんだろう?」とか「自分は世の中のために何ができるか?」と漠然と考えていました。

物質よりも精神的なものに惹かれる傾向があり、他の子とは違って変わっているなと自分でも感じていました。

今となっては納得です。

そして来因宮の宮の状態にもよりますが、あまり状態がよくないと苦労しやすいです。

私の場合はそれほどでもないのですが、たとえば夫妻宮が来因宮で宮の状態がよくない場合は、結婚はできるものの配偶者のことで苦労しやすい傾向があります。

たとえばご主人が仕事をよく変えたり、病気がちだとか。

これを夫婦で協力しながら乗り越えていくことがテーマになります。

自分の来因宮がわかるとなぜ今この問題で苦労しているかわかることがあります。

わかることで納得して進めることも多いです。

もちろん誰だって人生がしんどくなるのは嫌ですが、前世からのテーマに取り組んで達成することで人生が充実するのであれば、前向きにチャレンジした方が苦しくありません。

問題から逃げている時が一番苦しいと思います。

その問題を解決していく上でのヒントも命盤上に表れています。

奥が深い紫微斗数にはまだまだ興味が尽きることはありません。