実は私、最近不思議なものが見えて困っているんです。
人の気配を感じて振り向くと誰もいなかったり、実際に不気味な人の顔が見えたり・・。
あるお客様のお話ですが、時々こういったお話を相談されます。
たとえば、嫌だなと感じる場所に行くと必ず霊を見る。
この人もうじき死ぬだろうと思うとそのとおりになる・・など。
その昔、宜保愛子さんという霊能者がいてテレビによく出演していて有名でしたよね。
最近はそのときほど霊能者について話題には登りませんが、私のお客様でも「当たることで有名な霊能者に観てもらったことがある」という方が時々いらっしゃいます。
「霊能者」や「霊感」というと生年月日や易やカードを使う占いと違い、なにか特別な感じがするという方も多いと思います。
以前、ある電話占い会社から占い師としてスカウトされたときに「先生、『霊感タロット』とプロフィールに出させてもらいます」と半ば強制的に言われました。
もちろん私は霊感タロットはやりません。
そう言うと「いいんです。普通にタロット占いというより霊感タロットといった方がお客様から指名をもらいやすいので」と言われたので丁重にお断りしました(嘘はダメですよね笑)
いったい見えないはずのものが見えるってどういうことなんでしょう。
もう3年以上前になると思いますがNHKのドキュメンタリー番組で興味深い実験をしていました。
幽霊が出るという噂がある外国のお城で被験者3人に並んで座ってもらってある種の電磁波を当てたそうです。
すると3人が3人とも大きなオレンジ色の光の玉が動くように見えたというのです。
そもそも「見える」という機能は、目だけで行っているものではなく目から入った光を脳が解釈して「見える」になります。
この実験では、目からは入っていない光を脳が直接「光った、光が動いた」と解釈させたことになります。
どうやら脳が大きく影響しているようですね。
幽霊は見たことがなくても「虫の知らせ」は多くの方が経験しているのではないでしょうか?
「あの人どうしてるかな?」と考えていたらその本人から電話やメールがきた、という経験などです。
それとか身内が亡くなった時間に「夜中になにか気配を感じて起きたら、田舎のおばあちゃんが部屋の片隅に黙って座っていた」とか。。
私も姿こそ見えませんでしたが父方、母方の祖母が亡くなった時間に胃がきりきり痛んだという不思議な経験があります。
本人とは距離も離れていて普通は知りようのないことですが、脳が何らかの電磁波を受信しているからだと説明できそうです。
透視能力や霊感もなんらかの電磁波を受信して相手の情報を読み取っているのではないでしょうか。
それを〇〇の神様が・・とか先祖の霊が・・というのはどうかなと疑問に思います。
証明できませんから。
それとどうやら精神的に不安定なときに電磁波の受信が行われることが多いようです。
精神的に参っているときや心配事でいっぱいのとき、不安なときなどです。
お客様に聞いても確かにそういう時期だったと聞きますし私自身もそうでした。
不安や心配事でいっぱいのときに人影を見たり人の気配を感じて背筋が寒くなりました。
その一時期だけで現在は全くそういうことはありません。
精神状態がよくないときは、脳が無意識に出口を探して見えないはずのものが見えたりするのかもしれません。
まだまだこれから謎は解明されていくと思いますが、むやみに怖がったり霊感をあてにしない方がいいと思います。
テレビに出たこともある有名な霊能者の先生に会いに行った占い好きの友人が、さんざん待たされたあげく「ああダメ!今日は全然見えない」と言って返されたと言ってました。
電磁波の受信ですから、不調のときもあるわけですよね。
善意でやっていらっしゃる霊能者の先生もいらっしゃるので霊感を否定はしませんが、自分が元気になるのであればそのときだけ頼りにすればいいと思います。
どのうちだんだん脅し口調になってきたり、元気になるどころか落ち込むことが多くなってきたということだったらすぐに行くのをやめてください。
偽物です。
弱っているときには藁をもすがる思いになりますが、一度不安を感じたら元に戻ることはありません。
お医者さんと同じようにセカンドオピニオンを試してみるのも手だと思います。
でも身近に親身になって心配してくれる人がいれば、その人の言うことを聞くのが一番だと思います。
以上、私見えるんです。。のお話でした。
明日は日本にも定着したハロウインですね。
もともとは、古代ケルト人が起源と考えられているお祭のことで、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったそうです。