夫婦間の価値観の違い 離婚しないで乗り越えるためには
on 12月 08, 2019
夫婦も長い間やっていると「価値観の違い」が気になってきますよね。
たとえば「価値観の違い」と言えば、うちのだんなさんは洗濯物をきれいにたたみますが私は大雑把でたたんであればいいという感じです(笑)
女性の方はおそらくわかってくれる方もいらっしゃるかと思いますが、主婦って家の中でやることが多いですよね。
いろんな家事を同時にやらないといけないから、ひとつひとつの家事を丁寧にやっていたら時間がなくなります。
だから大雑把にならざるを得ない・・というのが私の洗濯物のたたみ方が大雑把な理由です(言い訳とも言いますが・・)
一方主人は、着るときにきれいに気持ちよく着たいという理由で、私よりは時間をかけてたたみます。
本人はそれを当然と思っています。
もし主人が「なぜそんな洗濯物のたたみ方をするんだ!」と私に怒れば喧嘩になるところですが、幸い我が家ではそれはありません。
人がなぜイライラするかというと自分が「こうするべき、こうして当然」と思っていることをその通りに相手がやらないときに「自分の期待や要求が裏切られた」となって怒りになります。
期待を裏切るのは相手であってもちろん相手に原因はありますが、まず自分に「こうしてもらいたい」という「要求=怒りのタネ」があるから、イライラになります。
「これはこうするべき」というのは、いくら仲の良い夫婦であっても100%同じということはないと思います。
自分の要求は当然正しいから、これは通さないと承知しないという態度が続けば、対立になります。
対立が続けば、家庭に居場所がなくなって外に居場所を求めるか「離婚」の二文字が頭に浮かぶと思います。
それを避けるにはどうしたらいいでしょうか?
自分が持つ要求が世間の常識から見ても当然と思っていても相手にとっては当然じゃないということをまず知ることです。
要求と要求がぶつかり合えば、対立(家庭内別居など)か離婚しかないからです。
「私は要求してくる夫に我慢しています」という方もいらっしゃるかと思いますが、そこにも自分からの「要求」があります。
「私にだって考えがあってそうしているのに理解してくれないのはおかしい、もっと理解してもらいたい」という要求です。
我慢もまたイライラと同じで自分の精神衛生上よくありません。
自分と違う考えを持った相手がなぜそういう行動をするのか知ろうと思わないと結局のところ自分が楽になりません。
でもこれは、相手に考えを合わせろということではありません。
たとえば「あなたにはそういう理由があってそうしているんだね。でも私にはその通りにはできないから、もし嫌であれば任せるから自分のやり方でやって」という形はいかがでしょうか。
うちの洗濯物のことで言えば、私がきれいにたためないことを理解している主人は、どうしても気持ちよく着たい一部の衣類を自分でたたむことはあります。
その他は任せてもらっています。
他にも夫婦で価値観が違って対立することはいろいろあると思います。
・夫や妻の家庭でのあり方
・子供の教育方針
・相手の両親との関わり方
などなど
価値観の違いが嫌で離婚して次に幸せになれるかというとそうではないと思います。
また価値観の違いは出ます。
価値観は、一緒に生きていく上で実はそれほど大事ではありません。
価値観の違いがあって嫌な気分になることがあっても「こういうときは優しくしてくれる」「手伝ってくれる」ということであれば、そちらの方が何倍も大事です。
縁があって一緒になって夫婦ですから、違いを認めあって助け合いながら生きていけるのが理想ですよね。
どうも最近夫婦間での対立を感じるという方は、自分の「要求=怒りのタネ」を自覚することからやってみてください。
じっくり書き出してみると頭の中が整理できます。
自分が楽になると相手が変わってきます。
ぜひやってみてくださいね(*^^*)