世界の平和を祈る祭典in日本平


世界の平和を祈る祭典in日本平に参列してきました。
晴れ渡る空に雪を被った富士山が神々しく姿を現しています。

世界の様々な宗教がそれぞれのやり方で平和の祈りを捧げます。
神道、キリスト教、イスラム教、修験道、日本仏教、チベット仏教。


 修験道の山伏。弓を持って矢を放つ場面もありました。
 キリスト教。聖歌隊の歌も厳かに。
 そして最後にダライ・ラマ法王猊下のお言葉。
初めて拝聴いたしましたが、よどみなく澄み渡り、しっかりと力強く通るお声。

世界平和は、一人ひとりの心の平和からなる。
様々な宗教では同じように「愛と慈悲の心を高めていく」ことが必要で、それを実践するには「忍耐を持って他者への憎しみや怒りをなくすことが不可欠だ」と説いている。
このように同じような教えを説いているのにもかかわらず、宗教の違いから多くの争いが起きていることも事実である。
違った宗教間では、相互理解をはかることが必要。
お互いの経験を分かちあうことは、とても価値のあることだ。
たくさんの苦しみや問題の原因は、やさしさ、正直、開かれた心が足りないことが原因である。
そのために必要な要素は「愛と慈悲の心」で、やさしさや思いやりに心をなじませて努力することが必要だ、というお話をされました。

愛と慈悲の心を高めるにには、「相手を生かす意志」が必要だと思います。
これはパーミストリー入門講座でもお話させていただいていますが、感情主体になっていると自分の気分がいい時はできるけれど、そうでない時はできない・・ということにもなりがちだからです。

そして他者への憎しみや怒りをなくすためには、やはり講座でもお話ししているようにB思考(自分のための思考)をとめる必要があるのだと確信しました。
何か嫌なことがあったり、人からされた時にいつまでもそれを考え続けたら、憎しみや怒りが続くばかりで、心の平和は得られないからです。

今日は富士山に向かってダライ・ラマ法王猊下をはじめ様々な宗教家の方と同じ場所、時間を共有し世界の平和を祈れたことは光栄でした。
感謝と共に、祈りの大切さもまた確認できたので、自分自身もなるべくA思考でいられるように心がけて、皆様のお役にたちたいと思いました。